槍ヶ岳 山行報告

2005.05.29〜05.01
中野


(其の1)
 横尾から槍沢を経て槍を登り中岳、南岳、北穂岳、涸沢、横尾と縦走の計画を立てました。仕事の関係で如何しても2日は打合せが有り、1日には帰らなければならない余裕の無いタイトな山行に成り、結果的には縦走出来ず、次回の課題と成りました。
 雪積期の単独山行は初めてですが、ポピュラ−なル−トだし装備だけ充分なら吹雪いても大丈夫だろうと可也重装備で臨みました。
 上高地に29日の13時頃着いたら雨、気温低く無く重装備ではむしろ暑いくらい、寒いのを想定していたので冬用の上着しかなく、それで仕方無くで歩きました。案の定暑く成って来たので途中で脱ぎ脱ぎ、下着のシャッと上着でしたが反れでも汗タラタラで暑い。シャツ一でも良い位、雨が降ら無ければそうするのだが、汗タラで横尾に着ました。
 ロング缶700円で一人で乾杯。後ウィスキ−をチビリチビリやりオヤスミなのですが、良く寝れなかった。
 今日の予定は槍のテン場に着いて、槍をピストン。
 甘かった、午前中は薄曇りでしたが、樹林帯を抜けた午後からはカンカン照り、シャッ一枚でも汗が吹き出る。荷が重たい暑いでピッチが上がらず、槍ヶ岳山荘の登りで亀以下の遅さに成り、水も切れ我慢出来ず水を作っていると其処にヘリコプタ−が飛来、慌てて広げた装備を直す羽目に。なんでも捻挫した人の搬出だそうでした。一回地面スレスレのホバリングに失敗、上空を旋回し再び降りて来て今度は成功、アッ言うまに消えて行きました、早い、救出は此れに限ると大いに感同しました。ザイル担架は痛いしシンドイ、ヘリコプタ-は楽だ。10口入って入るので怪我をしたら頼もうと心に決めました。
 それも有り予定より大幅に遅れテン場に着いたのは4時前、テントを張るのに手間取り、結局槍を其の日は登れず。テン場は風が強くペグを深く埋めなけらば飛んで行きそう。可也堅涸に補強し時間を採られた。
 小屋泊まりのスキヤ−が結構多い、テントは全部で6張り10人程度でした。750円
のビ−ル(横尾より50円高い)、1L 200円の水を買い小屋でトイレを借り(外のトイレ使用できず)用を足しました。手洗いの水は出ません。水は貴重です。
非常に疲労している様です、500mmLのビ−ルを飲むのに1時間も掛かりました、水分補給は水の方が良いようです。食欲も余り有りません。水が足りないので作る事にしました、処がスト−ブの五徳が二徳に成り(一つ取れて)三徳に戻そうとしたのですが無駄でした。不便だが中身をひっくり返さないよう慎重に手でコッフェルを持ちながら水とかお湯を沸かし夕食を作りました。晩酌のウィスキ−も飲まずにシュラフに潜り込みました


其の2
 朝4時に起きた、やはり昨夜も良く睡眠はとれなかった。正月の山行時もそうだった、疲れのせい?疲労困憊すると寝れなくなるのかな。手早く朝食を作り摂るが食欲なし、無理して押し込む、ふりかけご飯に餅入り雑煮。天気は少し曇り気味、夕方から雨の予報。昨日登れなかった槍ヶ岳へと、途中迄行くが見上げると雪が結構付いて入る、アイゼン必要と取りに戻る。
 槍はテン場山小屋から近く、カメラだけの散歩気分で登れる手軽な山と感じたが、道中の長さ、高度、岩稜の困難さも当然有る。南側から見ると雪原にニョキと尖がった岩稜が生えている様に見え正に散歩気分だ。北側から見れば様相が一変、冬季には困難を伴う超一級の山に変身するのだろう、著名な登山家二人も呑んだ山なのだ。今夏、その北側から初めて挑戦する。今回初めての槍なのだが、祠から見る北鎌尾根は急峻な岩稜が続く山様となしていた。貧乏沢もそうだ、急峻でカモシカでなければ降りて行けない処の様に見えた。まあ何とか成るだろう、行って見れば結構道がが有るのだろう。
 槍は梯子、鎖が有り登り易いのだがノ−ザイルのなので少しスリル恐怖感が生まれる、此処で足が滑り手が離れたら怪我では済まないだろう、即死だ。可也慎重に降りる、一歩一歩確認しながら。結構怖かった。
 テントの撤収に手間取り、結局北穂への縦走を諦め新穂高温泉の方に降りました。次回の課題に成りました。撤収に時間が掛かったのは、強風の為深くペグとかピッケルを埋めた、それが凍り付き中々取れずスコップで当りを掘りまくったからと、やはり強風でテント本体が飛ばされたからで、遥か彼方に飛んだテントを回収するのに用意したテント収納袋も又飛ばされ全てを取り戻すのにエラク時間を取られ結局テン場を離れたのは午前8時近くなっていた。朝起きてから4時間余りも無駄な時間を過ごしてしまった。
 新穂高に着いたら雨も本降りに成っ居て、濡れて疲れた身体えを癒そうとバス停前の無料の温泉に入ろうとしたら清掃中で出来ず仕方なく、出発発間際の高山行きのバスに飛び乗りました。ガラ隙でした。これで今回の山行も終わりました。次回は今夏の北鎌尾根です。


(中野)